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沖縄の足を守る活動

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沖縄の足を守る会

大田製靴店のSDGsへの取り組み

~靴と装具を通じた持続可能な社会の実現~

1.社会参画を支える義肢装具の提供(SDGs目標3・10)
大田製靴店は、創業以来93年間にわたり、県民の足元を支えてきました。現在は、靴の提供にとどまらず、病気や怪我、障がいを持つ方々に向けた義肢装具の製作を積極的に行っています。私たちは、装具を必要とする方々が仕事や学業など社会で不自由なく生活できるよう支援し、身体的な障がいが社会的な障壁や孤立を生むことのない社会を目指しています。

2.情報格差の解消と装具支援の普及(SDGs目標4・10・16)
義肢装具に関する法律や制度は、一般には十分に認知されておらず、本来支援を受けられるはずの方々へ情報が届いていない現状があります。必要な時期に適切な義肢装具が提供されないことで、業界内では「装具難民」という深刻な課題が指摘されています。
当店では、こうした問題の解決に向けて、医療従事者、患者、家族、自治体など、義肢装具製作に関わるすべての方々に向けて、法律や制度の仕組みを分かりやすく伝える活動を行っています。

3.沖縄の地域課題への対応:糖尿病や足のトラブルを抱える人々の支援(SDGs目標3・10・17)
沖縄では、糖尿病による足部変形や壊疽(えそ)、それに伴う切断のリスクが高い人々が多く存在します。また、足にトラブルを抱えていても「どこに相談すればよいかわからない」という課題もあります。
そこで、大田製靴店は、こうした方々を救うために 医師・看護師・理学療法士・義肢装具士・フットケアセラピスト など、職種や所属の枠を超えて情報交換や勉強を行う コミュニティ活動 を推進しています。

このコミュニティ活動では、以下のような取り組みを行っています。

  • 医療・福祉・フットケアの専門家同士の連携強化
  • 足に関するトラブルの早期発見・早期対応のための情報提供
  • 一般の方々向けの足の健康に関する啓発活動(セミナー・相談会の開催)

この活動を通じて、 足に問題を抱える方が適切なケアを受け、より健康的に生活できる社会 を目指します。

4.地域医療・社会福祉と連携した情報発信(SDGs目標3・17)
私たちは、社会福祉や地域医療との連携を強化し、すべての人が安心して相談できる窓口となることを目指しています。そのために、以下の取り組みを実施しています。

  • 情報発信:義肢装具に関する法律や制度、足の健康に関する情報をウェブサイトやSNSを通じて発信
  • 勉強会の開催:医療従事者・患者・家族・自治体向けに、義肢装具の活用や制度、足の健康に関するセミナーを実施
  • 地域支援ネットワークの構築:病院・介護施設・行政機関と連携し、必要な支援が届く仕組みづくり

大田製靴店は、靴と義肢装具を通じてすべての人の「歩む力」を支え、持続可能な社会の実現に貢献していきます。

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